FC2ブログ
topimage

2018-09

植栽帯(植樹ます)が歩道に及ぼす影響1 - 2007.10.24 Wed

道路沿いの街路樹は通常歩道に隣接した植樹桝か植樹帯に植えられています。植樹帯と植樹ます違いは、単独か帯状に長くなっているかの違いです。比較的、交通量が多く歩行者が車道への進入を防止したい場所では植樹帯に、市街地で車道から歩道への進入を容易にしたい場合は植樹ますが用いられるのが一般的です。街路樹の生長により最近、歩道や縁石が盛り上がり、一般歩行者はもとより、身障者の車いすの通行障害などバリアフリーの観点から明らかに影響を及ぼす事態が発生してきています。
NO2_002.jpg
根が地上部まで盛り上がり、縁石と歩道表面を破壊している状況

この状況は歩道に起こるのが常です。理由は車道部は重い車両を通行させるために50~70cmのアスファルト・砕石等の層状の舗装をしていること。またその下の土の部分も所定の硬度を持たせるためセメント改良したり、非常に硬く締め固められており、植物の根はなかなか入り込めません。それに比べて歩道部は舗装も20cm程度であることから地山への根の進入が車道部に比べ比較的容易に行われることがあります。それでも舗装下の地面は車道並みに締め固められますので、植物は植栽帯の中で根を張るのですが、水分を求めて地表部まで根を盛り上げてくることになります。その根の地表部への発達により縁石の破損、歩道舗装端の破損が見受けられるようになります。
NO2_001.jpg
周辺住民により植樹帯へ植栽が行われている様子

上の写真のように地元住民が植栽帯へ植物を植えるケースもあります。植えられた植物も水を必要としますから、地表部の水が樹木の根に届かず、樹木の根が水を求めて地表部に根上するのを助長しています。特に右に見える常緑のつる状植物「ヘデラ」は非常に水分を吸収する力が強いのでその傾向は顕著に表れています。

最近では国土交通省が、車道部や歩道部の砕石層を特殊素材を使用してこれらの根の影響による舗装の破損を防ごうという技術に取り組んでいるようです。この件はまたお知らせします。

これらの樹木による舗装や縁石の破損を防止するためには
①舗装下に道路本体の構造を維持しつつ根を張らせる工法の採用
②「根」本来の特性を理解し、浅根で成長する樹木を避けること
③道路排水の一部を植樹帯に取り込み灌水する工夫
④樹木が巨大化した場合の移植・更新をあらかじめ考えておく
ことが大切となります。

当社ではこのような障害が出ている場所の調査・対策工法の検討を承っております。お気軽にご相談下さい。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://heo2007.blog121.fc2.com/tb.php/13-103765f1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

動画編集技術1 «  | BLOG TOP |  » 街路樹が周辺環境へ及ぼす影響1

カテゴリー

ご覧になりたいカテゴリーをクリックしてください

このブログはハートエンジニアオフィス(有)が作成しています。

最近の記事

最近のコメント

リンク

お気に入りの商品はありますか?

出張の手配はお済みですか?

ブログ内検索